久々に一人で実験をしている。粉末試料を定量して、溶媒に溶かして、いろいろ測って。4年くらい前までは当たり前の作業であったことをふと思い出した。年々、自分の手を動かして測定できる時間が少なくなっている。。。
それはさておき、キーサイトにてオシロで必要な帯域幅の説明があったので、自分のオシロで逆にどこまで測れるのかを調べてみた。
1. 信号帯域幅 = 0.5 / 信号の立ち上がり時間
2. オシロスコープの帯域幅 = 2×信号帯域幅
3. オシロスコープのリアルタイム・サンプリング・レート = 4×オシロスコープの帯域幅
手持ちのオシロは4GHzなので、これを考慮すると立ち上がり250 ps を正確に測れることになる。
たくみに、1と2を変換すると
オシロスコープの帯域幅 = 2×信号帯域幅 = 2x (0.5 / 信号の立ち上がり時間) = 1/信号の立ち上がり時間
となるので、 オシロの帯域が計測できる信号の立ち上がり時間となる。
サンプリングレートはMAXで20 GS/sであるが、分配すると10 GS/sになる。
逆に10 GS/sで計算すると、オシロの帯域幅は2.5 GHz、信号の立ち上がりは400 psまで評価できることになる。
研究上、400 psはぎりぎり許されるところではあるが、もっと早いところを見ようとなるとオシロを新しく買うか、他の手法を採用するしかない。